薬剤師で3児の母、ゆりです。
赤ちゃんの保湿剤は、とても沢山の種類が発売されていて、どれを選んでいいのか本当に迷いますよね。
薬剤師の私でも、最初に赤ちゃん用品店の保湿剤コーナーに行ったときは、あまりの数の多さにしばらくフリーズしてしまいました…。
で、とりあえず一番安いの買ったら、湿疹ができちゃった…
入っている成分も色々だし、特にお肌の敏感な赤ちゃんは注意して選びたいよね。
成分の名前見ても、全然わかんないし。
そもそも、ローション?クリーム?オイル?とか色々ありすぎて、どれがいいのかもわからない…
…というわけで、保湿剤の選び方からオススメの保湿剤まで、このページでは詳しく解説していきます。
保湿剤のタイプはどれを選ぶ?
「赤ちゃんの保湿剤」として販売されているものには、大きく分けて、ベビーローション、ベビークリーム、ベビーオイルがあります。
簡単に比較表にまとめると…
ベビーローション | 化粧水、乳液タイプ。 塗りやすくて手軽。種類も豊富。 比較的どんな肌の状態でもok。 |
ベビークリーム | チューブやポットに入ったタイプのクリーム。 やわらかめのものから、軟膏タイプまで様々。 保湿力が高く、カサカサしやすい子にオススメ。 |
ベビーオイル | いわゆる「油」。植物系から石油系まで様々。 お肌に薄い膜を張って保護することで、保湿することができる。 保湿だけでなく、お鼻や耳の掃除、おへそのケアにも使える万能選手。 |
普通肌の子ならローションのみでokですし、乾燥しやすければローション+クリームとか、ローション+オイルとバリエーションを出して使えます。
赤ちゃんの肌は、季節や月齢によって大きく変化するので、状況をみながら一番お肌の調子が良くなる組み合わせを考えてあげてね。
関連記事赤ちゃんの保湿剤、オイル・クリーム・ローションの違いって?
赤ちゃんの保湿剤を選ぶポイント
赤ちゃんのお肌に毎日塗る保湿剤は、安全なものが大前提。
不要な成分が含まれていないこと、しっかり保湿できることが一番大切ですが、その他にも以下のポイントに気をつけて選ぶと安心です。
- 余分な成分がはいっていないこと
- なめても安全なこと
- 保湿効果が高いこと
- 取り扱いやすくて、塗りやすいこと
- においがきつくないこと
- お肌の状態に合ったものであること
余分な成分がはいっていないこと
合成香料、着色料などは、見た目の色や香りをつけるためのものなので、赤ちゃんの保湿剤には不要です。
パラベンは保存料として含まれていることがあります。
お肌の弱い子の場合は刺激になってしまうことがあるので、なるべく含まれていないものを選びましょう。
特にドラッグストアやスーパーなどで売られている安価な保湿剤は、香料がきつかったり、保存料が山盛りだったりと「値段なり」のものが多いので、お肌が弱い赤ちゃんには要注意です。
関連記事[無添加?オーガニック?]赤ちゃんに本当に安全な保湿剤を選ぶには?
なめても安全なこと
赤ちゃんは指をしゃぶるのが基本。
おててについた保湿剤は、口に入ってしまう可能性大です。
お口に入ってしまった場合の安全性も、きちんと考えられているものを選びましょう。
ポイント
保湿効果が高いこと
しっとりさせることを目的に使用するので、きちんとした保湿効果があるものを選びたいところ。
ヒアルロン酸、セラミド、ライスパワーなど、それぞれこだわりの保湿成分が配合されていることが多いですが、きちんと保湿するための成分が含まれているものなら、保湿効果もアップします。
取り扱いやすくて、塗りやすいこと
とにかくじっとしていてくれない赤ちゃんに保湿剤を塗るには、さっと出せて、手早く塗れることがとても大切。
ポンプ式のものは、片手でも取り出せて便利なのでオススメ。
また、伸びが良くて浸透が早いものは、塗るときに手早く塗れて助かります。
逆にお出かけのときには、コンパクトなタイプのものが便利なので、状況によって使い分けるのもGOODです。
においがきつくないこと
基本的に赤ちゃんの保湿剤は無臭がベストです。
「赤ちゃんがリラックスする」などの、香りの効果を狙うのであれば、においがきつくなりがちな合成香料ではなく、やさしい香りの天然精油のアロマ成分を使用しているものを選びましょう。
お肌の状態に合ったものであること
赤ちゃんのお肌は、月齢によって大きく変化します。
新生児:カサカサ
↓
3ヶ月・4ヶ月くらい~:脂ギッシュ
↓
脂がおちついてくると、再びカサカサ
さらに、季節の変動によって、お肌の状況は大きく変化します。
とくに夏場、冬場はお肌のバランスを崩しやすいので、気をつけて選びましょう。
基本的に脂ギッシュな時期は、さっぱりしたローションタイプがオススメ。
カサカサ皮むけしてきたり、赤くなっている場合には、より保湿力の高いクリームタイプがぴったりですし、カサカサのポイントケアなどにはオイルが便利です。
赤ちゃんの保湿剤オススメランキング
お肌の状態によってオススメの保湿剤は変わるので、「ベビーローション」「ベビークリーム」「ベビーオイル」に分けてランキングにしています。
うちの子のお肌にどれがいいかわからない…という場合には、ベビーローションから始めてみてください。
スキンケアの基本になるのがベビーローションなので、保湿力が足りなければ、クリームやオイルをプラスすることでも調整が可能です。
ママたちに口コミで人気の保湿剤は…
身近なママたち15人に聞いてみたところ、ダントツで1位だったのが【ファムズベビー】。
実はこのファムズベビー、「皮膚保護剤」となっていて、「ベビーローション」とも「ベビークリーム」とも言えません。
もこもこの泡で出てくるムースタイプの保湿剤なので液だれしなくて塗りやすく、なんといっても魅力は、汗をかいても石けんで洗っても8時間効果が続くこと。
特に、日中保湿剤の塗り直しができない保育園ママたちに絶大な人気でした。
ベタつきがないのに保湿効果が高いので、一年を通じてどんなお肌の状態でも使うことができます。
乾燥しやすい子の場合には、ベビーローションを塗った上からファムズベビーを塗ることで、うるおったお肌を上からラップをかけるように守る…なんて使い方もおすすめ。
もちろん、お薬や他の保湿剤との併用もok。
お肌を保護することに特化しているので、ファムズベビー自体にはアレルギーを起こしたり刺激になったりする成分がほとんど含まれていません。
お肌の弱い子でもアレルギーやトラブルが起きにくいことも人気の理由です。
(カサカサ次男だけは、必要に応じてお薬やクリームなどを塗った上から使っています)
ベビーローションオススメランキング
スキンケアの基本はこちら。
さらっとして塗りやすく、オールシーズンでオススメです。
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赤ちゃんの肌に直接、毎日つけることになるベビーローション。
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ベビー保湿クリームオススメランキング
乾燥する季節、カサカサしやすい子にはこちらがオススメ。
ベビーローションにプラスしてもGOODです。
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【薬剤師ママが選ぶ】ベビークリームのおすすめランキング!オーガニックから市販品まで人気15種を徹底比較
乾燥の強い子の場合は、ベビーローションだけでは保湿力がちょっと物足りないことも。
そんなときには、保湿力の高いベビークリームに変えてみたり、ローションの上からクリームをあわせて使ってみたりすることをおすすめします。
普段はローションで十分な子も、冬場など乾燥する季節には、プラスしてクリームを使ってあげるとお肌の状態が安定することもよくあるのです。
ベビーオイルオススメランキング
カサカサしている部分のポイントケアにプラスしたり、鼻や耳の掃除にも使えて汎用性の高いベビーオイル。
日常のスキンケアには使わなくても、一本常備しておくと心強いアイテムです。
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まとめ
赤ちゃんのために選ぶ保湿剤は、きちんと成分を確認してから。
値段の安いものは、保湿成分があまり含まれていなかったり、保存料がたっぷり使われていたりすることもあるので、よく注意して選びましょう。
一番最初に購入するなら、ローションタイプが使いやすいのでオススメ。
カサカサ肌の子でも、クリーム単品よりもローションで水分を補った後にクリームでフタをしてあげるように塗るとより保湿効果がアップします。